ガルバニー電流とは

ガルバニック電流とは?
歯科治療で使用している銀歯をはじめとする金属は、様々な種類が使用されています。 異なった種類の金属が口の中にあると、唾液が電解質となって電位差が発生し、電流が生じることがあります。 これをガルバニー電流(ガルバニック電流)といいます。銀歯でアルミ箔をかんだとき、あるいは金属製のスプーンやフォークをかんだ時に、ピリッとした不快な感覚が生じることがあると思います。 これもガルバニー電流の一つです。

ガルバニー電流の症状は?
歯に詰められた歯科金属によって発生する口腔内電流(ガルバニー電流)は、ただピリッとするだけのものではありません。不眠、イライラ、頭痛、肩こりなどのカラダの痛みや疲れ、神経症状を引き起こし、自律神経のバランスを崩します。 これらに悩まされているならば、口腔内の歯科金属が原因かもしれません。

ガルバニー電流の原理

画像の説明
上記図において○のアルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、錫(Sn)、銅(Cu)が歯科金属です。このアルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、錫(Sn)、銅(Cu)等が直接互いに接触し、その際に、互いの電位差により電流が発生します。

例)アルミニウム(Al)箔を銀歯でかんだ場合の電子の流れ
イオン化傾向の大きいものから小さいものへ電子が移動するのが原則なので、唾液が電解質となり、その唾液の中をアルミニウム箔(Al)、から銀歯の合金素材である亜鉛(Zn)へ、アルミニウム箔(Al)から鉄(Fe)へ、アルミニウム箔(Al)から錫(Sn)へ、アルミニウム箔(Al)から銅(Cu)へ電子がそれぞれ移動します。この現象は、乾電池の理論でもあります。(電子e–の流れる向きと電流の流れる向きは「逆向き」である。つまり、電子e–は負極から正極へ流れるが、電流は反対に正極から負極へ流れる)


コヒーラ現象とは

定義:
接点皮膜が電気的に破壊されて接触抵抗が急激に減少する現象。 接点が接点皮膜を介して接触している場合、接点電圧がある値以上になると発生する。
電波がくると電気が流れるようになる理由はコヒーラ・スイッチという現象という外部ページを御覧ください。

上記図中にある一部の歯科金属がもつ特性の酸化被膜が、電磁波で一時的に溶けコヒーラ現象が起こり、更に唾液が電解質となり、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、錫(Sn)、銅(Cu)等が互いに、または他の異種金属と直接接触し、その際にイオン化傾向に従い、図の左から右の金属へ電子が移動し、いわゆる電位差による電流が発生します。

酸化被膜の例
画像の説明
十円玉は銅でできています、左側が酸化皮膜のある銅で古い十円玉です、右が酸化皮膜のない銅の状態で新しい十円玉です。

コヒーラ現象って聞き慣れない用語です。歯科や整体のホームページに記載されていますので検索してみてください。