MRI検査と歯科金属の解説動画

MRIとインプラントと銀歯の新常識(Ⅱ)の動画をご覧ください。

動画の解説文

MRI検査を受ける際、身につけている金属は、全て外すように指示されるのは、MRIの強力な磁場が金属に影響を与え、不具合を引き起こす可能性があるからです。 しかし、銀歯やインプラントなど、簡単に外せない金属などの歯科材料は、副作用のリスクを考慮した上で、やむを得ず、検査を受ける場合があります。 現代では、MRI検査を受ける患者さんが増えており、歯科材料が検査に与える影響も無視できません。 そこで、今からもう少し、詳しくお話させていただきます。 保険適用の銀歯やチタン製の被せ物は、金属材料であるため、MRIの強力な磁場によって、うず電流が発生し、MRIから発生する高周波電磁波の影響で、金属そのものの温度が、上昇することがあります。 また、これらの金属に接している皮膚が、間接的に帯電し、違和感や刺激を感じる可能性もあります。 さらに、金属によるMRI画像の歪み、いわゆるアーチファクトが生じ、診断精度に影響を与える場合があります。 注目すべき点として、 MRI検査後に、お口の中の金属による違和感や頭痛、味覚の変化を訴える事例が報告されています。 個人差はありますが、繰り返し症状が出る場合は、医師や歯科医と相談のうえ、必要に応じて金属の除去を検討することも選択肢の一つです。 歯科金属がMRI検査に影響を与えるメカニズムは、放射線物理学、電磁気学、医学など複数の学問分野にまたがる複雑なものです。 そのため、専門家にとっても理解が難しい内容と言えるでしょう。 例え、MRIの中ではなく、携帯電話などで使用されている周囲の高周波電磁波だけで、頭痛や、めまい、食いしばり、記憶障害などが起こる事例があり、 私も、全国からいらっしゃる、電磁波の影響を受ける患者さんを、たくさん治療してきました。 当サイトでは、専門医が安全な除去方法についてご相談を承っております。 ご自身で判断せず、ぜひ当サイトにご相談ください。 MRI検査と歯科材料の関係について正しい知識を持つことは、安全な検査を受けるために非常に重要です。 必要な情報を共有し、安心してMRI検査を受けられる環境を整えましょう。 特任教授 歯科放射線博士 (得意分野、電磁波)

MRI検査と歯科金属の影響

MRI検査は強力な磁場を使用するため、歯科金属が以下のような影響を受ける可能性があります。

• 金属の発熱：MRIの高周波電磁波により、金属が発熱し、口腔内や周囲の組織に熱傷を引き起こす可能性があります。
• 画像の歪み（アーチファクト）：金属がMRI画像の品質を低下させ、診断精度に影響を与える可能性があります。
• 金属の移動や変形：強力な磁場により、金属が移動したり変形したりする可能性があります。
• 電磁波過敏症の方への影響：MRI検査による電磁波の影響で、電磁波過敏症の症状が悪化する可能性があります。

MRI検査を受ける前のチェックリスト

• 歯科金属（インプラント、銀歯など）を使用しているか確認する。
• 過去にMRI検査で体調不良を起こしたことがあるか確認する。
• 電磁波過敏症の症状があるか確認する。

MRI検査を受ける際の注意点

• 歯科金属を使用していることを医師に伝える。
• 検査前に歯科医師に相談し、金属の種類や状態を確認する。
• 検査中に体調が悪くなった場合は、すぐに医師に伝える。
• 検査後に体調が悪くなった場合は、医師または歯科医師に相談する。
• 電磁波過敏症の方は、事前に医師に相談し、検査方法や対策について相談する。