掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、手の平や足の裏に、水ぶくれや膿をもったブツブツ(膿疱)ができ、それが繰り返される病気です。 膿胞と一緒に赤み、かさかさ、ひび割れ、爪の変形を生じることもあります。 胸骨・鎖骨・肋骨などに痛み(胸肋鎖関節痛)を伴うこともあります。

手のひら、足の裏に膿を持ったような水膨れができては潰れ、という症状を繰り返して痒みや痛みが辛い・・・そんな症状でお困りの方はいらっしゃいませんか?もし心当たりのある場合、それは掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)かもしれません。
掌蹠膿疱症は皮膚の疾患なので、皮膚科でしか治せないと思われがちですが、実はその原因がお口の中から来ている場合も多く、歯科治療で治せる、または症状が改善する可能性があります。

掌蹠膿疱症は、詳しい原因は不明ではあるものの、歯科と関連が深い病気だと言われています。例えば、お口の中の金属を除去すると症状が改善することがあることから、金属アレルギーとの関連が疑われています。また、歯周病や歯根周囲の病巣の治療をすると掌蹠膿疱症の経過が良くなっていく場合もあります。

そのため、掌蹠膿疱症が疑われるような症状がある場合には一度歯医者に予約を入れ、お口の状態の検査を受けてみられることをおすすめします。