コヒーラ現象と銀歯の関係

歯科用金属には様々な種類の金属が使用されています。 主成分の金(Au)、銀(Ag)、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)以外に合金として微量加えられる金属は、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、鉄(Fe)、インジウム(In)、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、ルテニウム(Ru)、ガリウム(Ga)、ゲルマニウム(Ge)、アルミニウム(Al)など多くの種類が含まれています。

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上記図の酸化皮膜ができる金属で、○で囲まれたアルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、錫(Sn)、銅(Cu)が歯科金属に含まれています。左のイオン化傾向が大きいほど、溶けてイオンになりやすい金属で、右に行くほど安定している金属です。それは同時に、金属原子に在る電子が外れやすいことを意味しますので、電子が外れると右の金属に電子が移動します。外れた金属間で電子が移動します。

酸化被膜の例
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十円玉は銅でできています、左側が酸化皮膜のある銅で古い十円玉です、右が酸化皮膜のない銅の状態で新しい十円玉です。

通常、この酸化被膜があるとそれぞれの金属間では電子は移動しませんが、外部からの電磁波でコヒーラ現象が起き、一時的に酸化皮膜が溶け、この時に、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、錫(Sn)、銅(Cu)等が同じ種類同士、または他の異種金属と直接接触すると、その際に電位差による電流が発生します。すなわち「コヒーラ現象」により、歯科界で有名なガルバニー電流が発生するということです。この現象は、乾電池の理論でもあります。(電子e–の流れる向きと電流の流れる向きは「逆向き」である。つまり、電子e–は負極から正極へ流れるが、電流は反対に正極から負極へ流れる。)

簡単に言えば、コヒーラ現象は電磁波によって一時的に金属を覆う酸化皮膜が溶けることで、直接接した金属間で電位差が発生し、電流が流れるということです。
口の中の金属が携帯電話やパソコン等から発生する電磁波によりコヒーラ現象を起こすとされています。ある書籍ではこのコヒーラ現象を起こした口の中は、心臓を動かす心電圧の約100倍にもなるとされています。

ちなみに金属中に含まれる成分が外に溶け出し、イオン化という状態がおきます。このイオン化した金属が、体内のタンパク質と結びつくことで、アレルゲンとなる新たなタンパク質が生まれます。この新たに生まれたタンパク質を、自己免疫機能は異物(敵)とみなし攻撃してしまう為、肌荒れや炎症などの症状が生じてしまいます。

インプラントのチタンは大丈夫?

チタンは体内に埋め込めるほど生体適合性の高い肌に優しい金属として知られますが、これはチタンが空気中の酸素と結びつき表面に強固な被膜を形成することで、原因となる金属の成分が外に溶け出しにくい性質を持つためです。しかるにアレルギーとなりにくいということです。しかしながら、これも同様に電磁波の影響でコヒーラ現象が起こり、この酸化被膜が一時的に溶け出すと考えられますが、電磁波の強さと酸化膜の強さとのバランス次第で、被膜が溶けるか溶けないかが決まります。また空気中ほど酸素量は体内では多くはありませんので、酸素と結びつくことでできる表面の強固な被膜形成も期待するほど無いと考えられます。つまり、インプラントのチタンも例外なく他の歯科金属同様に電磁波の影響を受けると考えられます。

相乗効果!?

コヒーラ現象』によるガルバニー電流と、静電気体質等の相乗効果により、電磁波過敏症の症状が強よく出たり、それぞれが単体で電磁波の影響を受けている可能性が考えられます。

【新事実】銀歯はアンテナになっている!って本当?電磁波の影響検証