金属アレルギー

当然保険治療でできるところは、ちゃんと適応させていただきます。ご安心ください。ハイブリッドレジンCAD/CAM冠の治療を受けられるのは、届け出をして認可を得た医院のみとなります。対象は、図中黄色で示す前歯から小臼歯(5番目)までハイブリッドレジンCAD/CAM冠が基本保険適用されます。さらに金属アレルギーを証明する医師の診断書をご持参になると上下左右6・7番に保険でハイブリッドレジンCAD/CAM冠という白い被せものをお入れいたします。なお金属アレルギーを証明する医師の診断書に関しては皮膚科に「歯科金属に対するアレルギー検査をしてほしい・・・」とお問い合わせください。詳しくは受診した上での判断となります。
黄色が基本保険対象ですが、大臼歯(上下左右の6番7番)にハイブリッドレジンCAD/CAM冠を使用する場合、ハイブリッドレジンCAD/CAM冠は若干強度に不安があるため、歯質がたくさん残っていることが重要です。大臼歯は、咬合において非常に大切な役割を持っており、強度が必要となります。しかしハイブリッドレジンCAD/CAM冠は強度の高いセラミックが混ざっているとはいえ、強度の弱いレジンの成分が含まれているため、強度に不安が残るのです。そのため歯質が少ない場合などは、ハイブリッドレジンCAD/CAM冠による修復治療は困難と考えられます。強度がご心配な方はフルジルコニアセラミッククラウンが人気があります。こちらをご覧ください。当然保険治療でできるところは、ちゃんと適応させていただきます。ご安心ください。
分かりやすい治療費
銀歯が電磁波の影響を受けるとは
保険で作れる白い奥歯のキャドカムインレー導入。
保険で作れる白い奥歯の高強度硬質レジンブリッジ導入。
保険の白い詰め物 | 保険治療費 |
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保険での白い詰め物CR治療 (保険適応) | 約700~1300 |
保険での白い詰め物キャドカムインレー (保険適応) | 約2800~3300 |
保険の白いクラウン(前歯、奥歯) | 保険治療費 |
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ハイブリッドレジンCAD/CAMクラウン (保険適応) | 約9,000 |
土台(セラミック専用の白い土台) | 治療費 |
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ファイバーコア/ファイバーポスト(保険適応内) | 約1,000 |
ファイバーコア/ファイバーポスト(保険適応外) | 4,500 |
セラミックインレー (奥歯に詰める詰め物の事) | カード価格 | 現金価格 |
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ハイブリッドセラミックインレー | 22,600 | 22,000 |
e.Max(イーマックス)セラミックインレー | 38,000 | 37,000 |
ジルコニアセラミックインレー | 42,000 | 41,000 |
オールセラミッククラウン (前歯の差し歯や奥歯の被せ物の事) | カード価格 | 現金価格 |
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フルハイブリッドセラミッククラウン | 46,400 | 45,000 |
e.Max(イーマックス)セラミッククラウン | 70,000 | 68,000 |
フルジルコニアセラミッククラウンA | 63,400 | 61,800 |
フルジルコニアセラミッククラウンS | 67,000 | 65,000 |
ジルコニアセラミッククラウン | 75,000 | 73,000 |
目立たない部分入れ歯 | カード価格 | 現金価格 |
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バルプラスト (1~3歯) | 103,000 | 100,000 |
レイニング (1~3歯) | 92,700 | 90,000 |
※上記治療費の単位は円(税別)。クラウン、インレー、土台の価格は、1歯の治療費です。治療内容に応じ保険診療費が加算。
歯科金属アレルギーとは
歯科における金属アレルギーの治療?
治療方法として金属の除去、具体的には以下の通り。
- セラミックへの移行が一般的。
- 小さい金属部分はCRと呼ばれる保険で白い詰め物に入れ替え。
- 保険で作れる白い奥歯のキャドカムインレー
- ハイブリッドレジンCAD/CAM冠と呼ばれる保険対応の被せものができます。ハイブリッドレジンCAD/CAM冠の治療を受けられるのは、どこでもというわけにはいかず、届け出をして認可を得た一部の医院のみとなります。当院では保険で適応のハイブリッドレジンCAD/CAM冠をお入れすることが可能。
- 土台に金属が使われている場合は、ファイバーコアと呼ばれる金属を使わない土台に入れ替え。
- 部分入れ歯の場合、金属の留め金を使わないノンクラスプデンチャーと呼ばれる入れ歯を作成。
金属アレルギーの原因?

金属アレルギーは、口の中にある詰め物や被せ物の金属がイオン化して溶け出し、唾液、口腔細菌、血液などのタンパクと結合してアレルギー性を持つようになることがあります。
症状としては・・・かゆみを伴う発赤(局部が赤くなること)、腫れ、水痘(水ぶくれ)、ただれといった湿疹症状の他に、顔や手足などにかぶれ・シミ・シワ・肌荒れ、ガルバニ電流による痛み、肩こり、ひざの痛み、頭痛、神経症状、憂鬱、立ちくらみ、自律神経失調、物忘れ、老化等、またアトピー症状をも引き起こす要因のひとつともいわれております。アトピー症状の方は金属によるアレルギーを引き起こしやすいので、お口の中に金属がある場合は、セラミックやハイブリッドセラミックに変える方が増えております。全ての金属アレルギーが歯科治療で使用する金属が原因ということはありませんが、なかなか病状が緩和されない時は一度、歯科医に相談されることも必要ですね。また、よく言われるブラックマージン(歯肉の変色)は、金属イオンによる影響であり、アレルギーとは異なります。近年、増加する金属アレルギーは、その予備軍も含め1,000万人(日本人の12人に1人)の存在が推測されています。虫歯治療に一般的に使われている金属にも、金属アレルギーのリスクがあることを知っていましたか?現在の保険治療による差し歯、ブリッジ、かぶせ物は金属を使用している場合が多いです。また、メタルボンドと呼ばれる自費治療にも土台に金属を使用しているため、アレルギーの方には金属フリーのものが推奨されています。
金属アレルギーを起こす金属
金属アレルギーを起こしやすい金属で代表的なのがニッケル・コバルト・水銀・クロムといわれる金属です。 逆に起こしにくい金属は、金・銀・プラチナなどですが金・銀・プラチナでアレルギーになる人もいます。歯科用金属には様々な種類の金属が使用されています。主成分の金、銀、プラチナ、パラジウム以外に合金として微量加えられる金属は、銅、亜鉛、錫、鉄、インジウム、イリジウム、レニウム、ルテニウム、ガリウム、ゲルマニウム、アルミニウムなど多くの種類が含まれています。歯科用金属ワイヤーには、ニッケル、コバルト、クロム、モリブデン、タングステン、マンガンなどが含まれています。(それぞれの製品に含まれている成分はメーカーが表示しています。)また過去の歯科治療ではアマルガムという水銀の合金も使用されていました。
1ニッケル
2水銀
3コバルト
4クロム
5亜鉛
6パラジウム
金属アレルギーの検査方法
代表的な検査方法には「パッチテスト」があります。パッチテストとは、アレルギーの疑いのある金属試薬を肌に付けて肌の反応を見る検査です。一般的には皮膚科や大学病院などの専門外来に依頼しますが、一部の歯科医院でも実施されています。なお金属アレルギーを証明する医師の診断書に関しては皮膚科に「歯科金属に対するアレルギー検査をしてほしい・・・」とお問い合わせください。陽性の診断書を当歯科にお持ちいただければ、さらなる保険対応の歯科治療が受けれます。
よくある質問
- 歯科金属アレルギーとは?
「金属アレルギーとは」をご覧ください。
- ハイブリッドレジンCAD/CAM冠とは?
ハイブリッドレジンCAD/CAM冠 (キャドカム冠)とは、レジン(プラスチック)にガラス微粒子を混ぜ合わせた材質で、レジンよりも強度が増し、歯の象牙質に近いと硬さの素材になります。ハイブリットレジンのブロックをCAD/CAMという機械で削り出し作る被せ物です。本来被せ物は医院で型を取り、技工所に出し、機械と人の手によって作製していました。ハイブリッドレジン CAD/CAM冠は全て機械で作るのでその分費用が抑えられ作製日数も早くなりました。ただし、レジンは年数が経つにつれて汚れを吸収し、何年も使っていると変色してしまいます。またセラミック含有とはいえ、オールセラミックと比べると表面がややザラついており粗造です。そのためプラークがつきやすく、二次カリエスのリスクを持ち合わせています。しかし金属アレルギーなどの心配もないため、おすすめの素材です。
- ブリッジには適応できますか?
ブリッジには適応できません。
高強度硬質レジンブリッジなら保険で白いブリッジができます。
- インレーには適応できますか?
キャドカムインレーが保険適応となります。
- 金属アレルギー対応の土台は?
必要に応じてファイバーコア=ファイバーポストを使用します。