突破ドクターの人体ミステリーファイル


突如語りかけてくる!謎の声の正体を追え!日本テレビ「突破ドクターの人体ミステリーファイル」より

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番組は以下のような内容でした。

ミニドラマの主人公は、今井夏帆さん(仮名)。職場で勤務中、だれかに自分を呼ばれる声がしたが、周囲に確認するとだれも呼んでいなかった。帰宅後、人の笑い声が聞こえた。テレビはついていないし、家の中を確認してもだれもいない。
 男性の空耳に悩まされていた今井さんは病院を受診した。まず疑われたのが幻聴。大きなストレスによる統合失調症でおよそ100人に1人が発症する。しかし本人に思い当たる節はない。医師は「何か必ず原因があるはずです。それが見つかるまで、なるべくストレスを与えず、リラックスした生活を送りながら様子を見ていきましょう。」と告げた。アルコール依存や薬物障害でもない。
 3日後、再受診。今井さんは「声が聞こえる回数が増えている気がします。また声が聞こえるか恐くなって、あまり眠れないんです。」と訴える。
 休みの日曜日、一緒にいれば幻聴が起きる場所や時間が分かるかもしれないと考えた山下医師は、今井さんをドライブに誘う。車に乗せてもらった女性は男性の他に女性の声まで聞こえるようになっていた。ドライブ中、周囲に何もなさそうな山道で、突然声が聞こえる。男女の声が聞こえた時間は2時35分、周りは特に何もない山道で突然だった。車がトンネルに入ると、幻聴が消えた。そしてトンネルから出るとまた幻聴が。「今までで一番はっきり聞こえます。」とおびえる今井さん。その時、医師はラジオの電波塔を発見し、「今井さんはきっと、ラジオを受信していたんです。最近、歯を治療されたんじゃないですか?」と質問。今井さんの口の中には、治療したばかりの銀歯があった。
謎の声は条件が重なった場合に起こる非常にまれな現象で、銀歯がアンテナ代わりとなりラジオ電波を受信、電波が銀歯を震わせる事で音が発生し、頭の骨を伝って聴覚をつかさどる場所に伝わり幻聴のように聞こえた。氏家歯科医院の氏家院長は「数が多いわけではなくて2人ほどですがラジオの声が聞こえるという訴えで来た人がいます。問題である金属の被せ物を外せば改善するケースがある。」と話した。女性は銀歯を全て除去し幻聴の症状はなくなった。